塩野義製薬 選考記録 (2022卒 博士選考 研究職)
本記事では、塩野義製薬の博士選考についてまとめていきます!
塩野義製薬は、感染症や中枢神経系に強みを持つ製薬企業です。大阪にあるSPRC(スパーク)という研究施設は非常に綺麗で働きたいなと思える環境です。
プレエントリー開始
プレエントリー開始日:2020年10月1日
ES内容とES提出締め切り
本エントリーに必要な書類は以下のとおりです。
- 共通エントリーシート
- 研究職エントリーシート
- Graphical Abstract (パワポ6枚以内で研究内容を記載)
塩野義製薬のESは、全職種共通ESと研究職ESの2種類のESを作成する必要があります。また、研究概要の代わりにパワポで研究内容をまとめた資料の提出が求められます。
共通ESの設問は以下のとおりです。
- シオノギに興味を持っていただけた理由、きっかけを教えてください。(400文字まで)
- シオノギには5つのバリューがあります。ご自身にとって特に共感でき2つを選び、そう思う理由やご経験をそれぞれ記述してください。(コンプライアンスの徹底、既成概念の打破による進化、不屈の精神による貫徹、多様性の尊重、社会への貢献と共存)
- 共感できるものとして1つ目のバリューを選ばれた理由やそれに関係するご自身の経験をPRしてください。(400文字まで)
- 共感できるものとして2つ目のバリューを選ばれた理由やそれに関係するご自身の経験をPRしてください。(400文字まで)
- あなたの尖った強みは何ですか?(100文字まで)
- 将来どんなキャリアを歩みたいですか。(400文字まで)
シオノギのバリューと自分の経験を結び付ける設問がやや書きにくかったです。尖った強みは字数制限が厳しいため、短くインパクトのある文章を書くことが求められます。
研究職ESの設問は以下のとおりです。
- 創薬部門で興味のある分野を選択してください。(第1希望から第4希望まで入力可能)
- 現在のテーマ名(50文字まで)
- 現在の研究概要(400文字まで)
- 学士期の卒論テーマ(50文字まで)
- 学士期の研究概要(400文字まで)
- 研究実績(400文字まで)
- どうやって研究を発想していますか?次の3つのテーマについて記述、文字数の配分は任意(全部で600文字まで)
1. 研究のアイデアの発想方法、研究テーマの立案方法、実験スキルの習得方法について
2. 研究を進めるうえで大切にしていること
3. 憧れる・尊敬する研究者(1名 指導教官以外)
全体的に見てもESのボリュームがかなり多いです。これに加えて他社では聞かれない設問もあるため、使い回すことができず作成に時間がかかりました。最後の設問の「憧れる研究者」では、自身が研究を進めるうえで大切にしていることと絡めて書くのが書きやすいかなと思います。
エントリーシートの提出締め切りは以下のとおりです。
1次締め切り:2020年10月8日
2次締め切り:2020年10月15日
3次締め切り:2020年10月22日
エントリーの開始が10月1日だったのに対して、締め切り日が非常に近いため注意が必要です。さらに、締め切りごとに順次通過の連絡が来るので、早めに提出することをお勧めします。
Webテスト受験
Webテスト受験締め切り:2020年11月3日
書類選考の通過後にWebテストの受験案内が来ます。WebテストはSPIです。成績証明書のアップロードもこのタイミングで求められます。前もって大学から発行してもらいましょう。
1次選考会
2020年11月8日:1次選考会@シオノギ医薬研究センター
大阪にあるシオノギの研究所で1次選考会が実施されました。概要は以下のとおりです。
- 参加者は70名程(全領域込み)
- 選考会は12:00-18:00で実施
・会社説明
・ポスターセッション
・研究所見学
・領域別の選考会 - ポスターセッションでは研究分野別に4-5人のグループに分かれてプレゼンをおこなった
- 領域別の選考会は個別面接が実施された
(自分は生物系でしたが、有機系の人は筆記試験が実施されたそうです) - 個別面接は、学生1名 vs 面接官3名
- 冒頭に自己紹介、研究のアピールポイント、シオノギの印象を述べる
- その後、質疑応答と逆質問
私にとっては初めての就活遠征でしたが、めちゃくちゃ疲れた記憶しかないです笑
自分の体力を過信し夜行バスで現地入りしたのが失敗でした。皆さまは前の日に宿泊して万全の体調で臨んでください!笑
選考では対面実施ということもあって、初めて周りの就活生と話をすることができました。
部門面接(2次面接)
2020年11月16日:部門面接@シオノギ医薬研究センター
部門面接の概要は以下のとおりです。
- 控室で手書きアンケート記入
・これまで最も困難だったこと、それに対してどう取り組んだか?
・あなたの強みは?これまでに好きで没頭してきたものは?
・会社選びの軸は? - 学生名 vs 面接官4名(研究所長1名+マネージャー3名)
- 面接時間は約40分間
- 冒頭に10分間の研究プレゼン
パソコンとプロジェクターが用意されている。USBに発表データを入れて持ち込む。
立っても座ってもどちらでも良いよと言われたので座って発表した。 - その後、質疑応答
- 逆質問は無し
研究やESについての質問だけでなく、控室で記入したアンケートの内容についても質問されました。
当日に通過連絡を頂きましたが、このタイミングで選考を辞退しました。
まとめ
塩野義製薬の博士選考についてまとめました。
この記事が皆様の就職活動のお役に立てれば幸いです。
ここまでお読みいただきありがとうございました!