エーザイ 選考記録 (2022卒 博士選考 研究職)
本記事では、エーザイの博士選考についてまとめていきます!
エーザイと言えば、世界初のアルツハイマー業治療薬である「アリセプト」を開発したことで有名で、以降認知症薬開発のパイオニアとして認知症治療薬開発に重点的に取り組んでいる製薬企業です。最近では、バイオジェンと共同で開発中のアデュカヌマブがFDAに申請されており、その結果が待たれるところです。
エーザイは従来は博士の早期選考を実施していませんでしたが、22卒から博士を対象とした選考が実施されました。
プレエントリー開始
プレエントリー開始日:2020年9月1日
他の多くの製薬企業と同様、9月1日からエントリーが開始となりました。
ES内容とES提出締め切り
本エントリーに必要な書類は以下のとおりです。
- 入社志願書(エントリーシート)
- 研究サマリー(指定フォーマットでA4 1枚)
エーザイの研究概要は指定のフォーマットでA4用紙1枚分に収める必要があります。他社と比べてボリュームが少ないことが特徴で、個人的には書くのに苦労しました。
というのも、書ける量が少ないために自分の研究のアピールポイントを絞らなければならないからです。ポイントを絞って、そこに至るまでのロジックを最短で書く必要があります。とにかく無駄をそぎ落として文章を完成させることが重要です。
エントリーシートの設問は以下のとおりです。
- 当社志望の動機を教えてください。(400文字以内)
- これまでの学生生活を振り返って、あなたが最も力を入れて取り組んだことを挙げ、その取り組みの中であなた自身が「特に工夫した点」あるいは「苦労した点」を記載してください。(600文字以内)
- 研究において大切にしている姿勢、考え方を教えてください。(全角100文字以内)
志望動機やガクチカなど一般的な設問が多く取り組みやすいかと思います。ただ、最後の研究において大切にしている姿勢、考え方を問う設問は、字数制限がかなり厳しいため注意が必要です。
書類提出締め切り:2020年10月12日
Webテスト受験
Webテスト受験締め切り:2020年10月12日
書類提出とWebテスト受験を完了するとエントリー完了となります。
WebテストはSPIです。問題集を一通り解いておけば問題ないかと思います。
会社説明会
2020年11月6日:会社説明会@オンライン
書類選考の通過者には1次面接と会社説明会の案内が来ます。会社説明会は選考領域によって分かれていました。書類通過者しか説明会に参加できないため、説明会の参加者はかなり少なかったです。
1次面接
2020年11月12日:1次面接@オンライン
1次面接の概要は以下のとおりです。
- 面接開始前に選考上についてのヒアリング(10分程度)
- 学生1名 vs 面接官4名(人事1名+部長クラス3名)
- 面接時間は40分間
- 研究プレゼンは無し
- 事前に提出した研究資料をもとに面接官から質問を受ける
- 逆質問の時間もなし
研究プレゼンがないというのが他社の選考と大きく異なる点です。その代わりにパワーポイントで研究資料を作成し、パワポのNoteの部分にスライドの説明を入れたものを事前に提出するように求められました。
面接官はその資料をかなり読み込んでおり、面接の開始からひたすら質問を受け続けました。事前に資料を読み込んでいる分、質問もかなり鋭く非常にハードな面接でした。
最終面接
2020年11月12日:最終面接@オンライン
1次面接の通過後、同日に最終面接も実施されました。
最終面接の概要は以下のとおりです。
- 学生1名 vs 面接官3名(役員クラス2名+人事1名)
- 面接時間は20分間
- 逆質問はなし
最終面接では研究について聞かれることはなく、人間性や自分自身の考えを問う質問が多かったです。特に印象に残った質問は、「アデュカヌマブの有効性についてFDA諮問委員会で否定的な見解が出されたというニュースを見てどのように感じたか?」というものです。ニュースを追っていないとそもそも答えられませんし、そのニュースを見て自分自身がどう感じたか自分の言葉で伝えることが求められており、非常に厳しい質問でした。
まとめ
エーザイの博士選考についてまとめました。
この記事が皆様の就職活動のお役に立てれば幸いです。
ここまでお読みいただきありがとうございました!