第一三共 選考記録(2022卒 博士選考 研究職)
本記事では、第一三共の博士選考についてまとめていきます!
第一三共は言わずと知れた大手製薬企業で、近年ではADC技術を核としてがん領域で強みを発揮しています。これからもますます成長していく製薬企業であり、学生人気も非常に高い企業です。
また、22卒の選考では領域によって、第1クール(生物・有機化学)と第2クール(その他全領域)に選考日程が分かれていました。
プレエントリー開始日は同じで、書類提出締め切り日とそれ以降の選考スケジュールが異なります。
私は第1クールでの選考にエントリーしましたので、本記事は第1クールの選考の流れとなります。
是非、皆さんの就職活動の参考にしてください!
プレエントリー開始
プレエントリー開始日:2020年9月24日
第一三共は9月からプレエントリーが開始しました。ただ、開始日が月始まりではなく24日だったということで見落とす方もいたかもしれません。逐一採用HPをチェックして見落とすことが無いよう注意しましょう。
会社説明会
アカリク主催のイベントと会社独自の説明会で第一三共について知ることができました。
2020年6月13日 『研究開発職を知るセミナー ~製薬・化学・食品編~』(アカリク主催)
2020年9月27日 『博士対象キャリアイベント vol.1』(アカリク主催)
2020年10月10日 会社説明会(研究職)
2020年10月16日 質問会
すべてオンライン開催でした。参加は任意ですが、参加することで会社や社員の雰囲気を知ることができるので参加することをお勧めします。
ES内容とES提出締め切り
本エントリーに必要な書類は以下のとおりです。
・エントリーシート
・研究概要(A4 4枚)
・チャレンジシート(A4 1枚)
有名な話ですが、第一三共では研究概要がA4で4枚分求められます。他社の研究概要を使い回すことができないため別途準備する必要があります。
またこれも有名な話ですが、第一三共では『チャレンジシート』が提出課題として課されます。いわゆる自己PRを書いていくのですが、ボリュームが多くなるため少し準備に時間がかかります。
早めの対策を心がけましょう。
エントリーシートの設問は以下のとおりです。
・なぜ製薬会社の研究職を志望したのですか、その理由を記入してください。(200文字以内)
・『第一三共株式会社』の一員として新たに『挑戦』したいことを、これまでの経験をふまえ具体的にご記入ください。(300文字以上500文字以下)
設問数・ボリュームともに少なめです。後半の設問では自分が第一三共で何を成し遂げたいかを意識して具体的なアイデアを書きました。
本エントリー締め切り:2020年10月19日(第1クール)
第1クールのエントリー締め切りは、プレエントリ―開始から1ヶ月未満と比較的早めです。
Webテスト受験
Webテスト受験締め切り:2020年10月21日
書類提出後、Webテストの受験案内が来ます。
第一三共のWebテストは『玉手箱』です。中でも計数分野の『空欄の推測』は問題の難易度が非常に高いため対策は必須です。初見だとまず解くことは難しいです。
私は問題集を一通り解いて、形式に慣れてから受験しました。しかし、本番の出来は良いとは言えず、恐らく半分くらいしか正解できてないという手応えでした。
それでも通過はできたので、そこまで正解率は求められていないのかもしれません。
1次面接
2020年10月28、29日:1次面接@オンライン(Microsoft Teams使用)
Webテスト受験締め切り日の翌日にメールで通過連絡が来ました。
1次面接の概要は以下のとおりです。
・学生1名 vs 研究員2名
・面接時間は約50分間
・冒頭に10分程度で研究プレゼン(事前に資料を提出する)
・残りの時間で質疑応答
・逆質問
志望動機等は聞かれず、ほとんどが研究に関する質問でした。研究に関する細かい内容というよりは、どういう経緯で・どういう考えで研究テーマを推進してきたのか、という点を重点的に聞かれました。雰囲気は非常に穏やかで楽しくディスカッションすることができました。
当日の夜に電話で通過連絡を頂きました。その際、面接官からのフィードバックを頂きました。
最終面接
2020年10月31日、11月1日:最終面接@品川研究開発センター
1次面接はオンラインでしたが、最終面接は感染症対策を実施したうえで対面での開催となりました。
最終面接の概要は以下のとおりです。
・学生1名 vs 役員クラス4名+人事1名
・面接時間は20分間
・マスク着用(自己紹介の時だけ外した)
・冒頭に2分で志望動機と研究概要を述べる(1次面接通過時に伝えられていたので準備はできる)
・その後、面接官から一人ずつ順番に質問を受ける
・逆質問
最終面接はかなり緊張感のある雰囲気でした。また、それまでオンラインでの面接しか経験しておらず、今回が初めての対面での面接ということもあってかなり緊張しました。
他の方の話を聞くに、最終面接では研究内容についてはあまり触れられないとのことでしたが、自分の時はむしろ研究のことばかり聞かれました。
領域や面接官によって違うのかもしれません。
合格者には当日の夜に内々定の連絡が来ました。
まとめ
第一三共の博士選考についてまとめました。
第一三共は例年かなりの数の博士学生を採用していると聞くので、他の製薬企業と比べると採用される可能性は高いと考えられます。皆さんもぜひチャレンジしてください。
この記事が皆様の就職活動のお役に立てれば幸いです。
ここまでお読みいただきありがとうございました!